Ouiシリーズについて

SNCFがTGVの積極的なリブランディングをする理由は、TGVのサービスを高級路線と大衆路線の二分割にするものがありますが、それ以外にも大きな目的があります。それは、SNCFが行なっているさまざまな運輸事業が関連しているのです。2013年にスタートした、TGVの廉価路線であるOuigoを皮切りにして、国際・長距離バス事業であるiDBusかOuibusに改名したり、マイカーのレンタルサービスサイトにOuicarという名前を付けています。

SNCFの予約サイトでは、鉄道だけではなくOuibusの予約が出来るようなシステムとなっています。このことから「Ouigoを使う予定だったけれど、安いからOuibusにしよう」というユーザーや、「調べてみたら、こちらの方がお得感があるからinOuiにしてみよう」といったように、SNCFの中でもオプションを選べるという魅力があります。

TGVのリブランディングに際し、SNCFはOuigoのシェアを2020年までに25%という数値まで持っていくとしており、それに伴い、Ouigoの編成数も35本まで増やすと言われています。このことからOuiシリーズのブランド価値を高めて、さまざまなモビリティービジネスへと結び付けたいSNCFの目論見が見て取れます。